ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”
原点にして頂点。
彼等の軌跡を肌で感じた作品だった。
"嵐"が大好きだった。5人が笑顔でいる事が彼等を応援する理由だった。
結論から言うと、148分フルで泣き続けて虚無が酷すぎて電車に乗れなくてその場でホテルを取ってその日は泊まった。珍しく舞浜で見ようなんて思ったのは神のお告げだったんだと思う。
曲が始まる前のオープニングから鳥肌が止まらなくて直感的にヤバさは感じてた、音がその場にいるみたいに聴こえてきて、こんなの歌声がのったら死んでしまうのでは…!?なんて思ってた。死んだけど。
感謝感激雨嵐のイントロから涙が溢れて止まらなかった、まだスタートして3秒だけど!?と自分でも驚いた。横並びで客席を眺める彼等を見て、アイドルの彼等を見て、「また見たい」ただそれだけを願った。
「2曲目で泣きました」
そんな風磨くんのお告げを胸に向かったはずなのに1曲目から泣いた私は2曲目で既に前が見えなくて「もう一度 あの日に戻るとしても 同じ道 選ぶだろう」ただこの歌詞に胸を締め付けられながら必死に彼等を目に、記憶に焼き付けた。
「切り取ったメロディ 繰り返した 忘れないように 言葉よりも大切だから 貴方に届けた」
いつもより歌詞に想いを馳せながら大好きな人達に魅せられる時間は幸せだった。(まだ4曲目)
「夢の時間へようこそ 同じ夢を見よう」と言い放った櫻井翔に一生かけても足りないくらいの尊敬の念を抱いた、言葉選びのセンスが知らない世界の人って感じ。きっと一生胸に残る挨拶だったと思う。
ジャにのちゃんねるで少し見ていた「果てない空」のソロパートにビビりながらも1曲ずつ噛み締めて進むなかに突然のBreathless。
無事ソロパートで大泣き。
二宮和也の歌声がずっとずっと大好きだった。唯一無二の感じが、調和しなさそうで綺麗に調和するあの声が、聴きやすくてどこまでも通る優しくて強い声が大好きだった。頭の回転が早くて器用で何でも出来て、努力を見せずに実力を磨いていくニノが好きで、憧れていた。冷めてるように見えて愛のあるツッコミも、誰も不快にならないように細かく気配りされたトークスキルも、作詞から溢れ出る繊細さも、どこを取っても大好きな人だった。
「鮮やかな青に染められた 未来は果てしない夢を描いた」
Everythingで彼等の未来が、どうか明るく穏やかなものでありますようにと強く願った。
そして「果てない空」
館内に響き渡るニノの声にまた大泣きして、スクリーンの演出に「嵐」を感じてまた泣いた。
これを得ての「アオゾラペダル」
Hey Yeah!での英語スピーチに心を打たれ「櫻井翔」に憧れを抱いて止まなかった女が、櫻井翔のピアノに感動しないわけがなくて。またスラスラと弾いてる感じではないのが、忙しさが素人目に見てわかるからこそ、この人の努力の結晶だと強く思ったしそこがまた大好きだと思った。
ソロ曲をセトリに入れるんじゃなくてそれぞれの関わりのあった曲で「ソロパート」を強く押しだすの、演出の天才だと思った。多分本人達が思ってるより記憶に強く残る気がする。
メンバー達の戯れを見てニコニコする一方で、大野くんが楽しそうに笑ってる姿を見てものすごく安心した、「お休みしたい」といつからそう思ってたのかな、お仕事しんどかったのかな、アイドル楽しくなかったかな、なんて本人にしかわからない想いを勝手に抱いて考えては不安になっていたので、メンバーと一緒に笑ってるリーダーを見て「この人にとっての嵐はちゃんと楽しかったし居場所だったしかけがえのないものであってくれたんだな」なんて、また勝手に想像して嬉しくなった。
メソメソしながらライブも終盤「5×20」
「僕たちからの沢山の愛を 何度何度も伝えていたいの共に未来を 見つめていたいの 揺れる船に響く誓いよ水平線へ届く方に 僕たちは今日もまたいつも通り嵐のあと星瞬くように いつも見守ってるよ to all my hommies」
「数えきれぬ夢たち叶った “5” is mytreasure number 横に並んで掴んだ手と手 今日も未来もsmile again again.....」
これに全てが詰まってるよ、と彼等と歩んだ私の12年を振り返り、嫌な事なんて全然なくていつだって幸せをくれた彼等に何が返せたのかな。貴方達から何度も伝えて貰った愛に私はちゃんと応えられていましたか?私からのたくさんの愛は少しでも伝わっていましたか?どんな時も支えてくれた彼等を私は支えられましたか?
アンコールはエンドロールを見ながらだったけど結局最後まで泣いてた。ピカダブとエナソンがカットされてたのは怒っちゃうけど流された日には多分灰になってた。
「一番になって 必ず戻るから ここ この場所に」「限られた愛と時間を 両手に抱きしめる せめて今日だけは消えないで」「二度と戻れない夜の中で いつまでも語り続ける 永久と希望の歌を たとえ今だけとわかっていても」
5人が大好きだった、限りある時間に生きているアイドルと嵐と同じ時代を歩ませてくれてありがとう。今までもこれからもずっと大好きで、後悔なんて一度もした事がなくて、これがどれだけ幸せな事か、今は痛い程わかるよ。いつだって置いていかないで一緒に歩んで来てくれたからこそ、またいつかこの場所に戻ってきてねって素直に思えるよ。終わりとか言ってごめんね。さよならじゃないよね、また会えるから。