天色

今高く 掲げた指の示す 夢の先へ

BiSH 解散ライブ @ 東京ドーム "Bye-Bye Show for Never"

 

「夢だった東京ドームで 6月29日に解散します」

2022年12月22日。横浜アリーナで BiSH念願の東京ドームとBiSHの終わりを同時に告げられた。嬉しさと寂しさと焦りが一度に襲いかかってきてどうすることもできなかった。

2021年12月24日の朝に告げられた解散発表。そして1年後 突如として告げられた解散日。少しずつ私の青春の終わりが着実に近付いているのに全然実感が湧かなくて そこからはただひたすらに会いに行くことしか出来なかった。

 

オタクの友達が居たわけでも専用のアカウントを持っていたわけでもなかったけど BiSHの音楽がライブが私の10代を間違いなく彩ってくれたし20代になってからの青春だった。BiSHの音楽に何度も救われて何度も毎日を生きる糧にした。BiSHが望む BiSHの音楽の消費の仕方をしてたのではないかとしみじみ思う。

アイドルともアーティストとも分類されるBiSHを私は最初から最後までアイドルとして捉えていた。可愛くて凛としていて輝いていて、音楽と真摯に向き合う姿や身体を張って私達に笑顔を届けてくれる姿はジャニオタの私からすると完全に"アイドル"だったし チッチが「SMAPになりたかった」と話をしていて「やっぱり間違ってなかったなあ」なんて思ったりして。ライブに行く度に「重岡大毅とセントチヒロチッチって同じ熱量で愛を伝えてくる人間過ぎて心臓が痛い この人達ってやっぱり神様なんだよ」なんてフォロワーに熱弁したりして。

アイドルの終わりを見る日が怖すぎて何度も何度もTwitterに「明日しぬんだ」「私は東京ドームで涙枯らしてしぬ」「アイドルの終わりなんて二度と見たくない 見届けたいけど見たくない」なんて覚悟を決めたくて弱音をたくさん吐いて。6/29までに行ったライブで泣かなかった事なんて一度もないのに 絶対泣かないで見届けるなんて出来もしない事心に決めたりして。 皆は何で泣ける?私はサラバかなとオーケストラで毎回大泣きします。

BiSHメンバー6人にそれぞれ個性があって魅せ方があって愛の届け方があって いつもたくさんの愛を浴びながらBiSHの音楽とBiSHを愛してきた。いつも心にストンと落ちる言葉を届けてくれて 明日を生きる糧になってくれて 自分らしく生きていこうねって背中を押してくれて いつだって寄り添ってくれた。真っ直ぐに泣きそうな顔で BiSHから"わたし"に届けてくれる愛が本当に宝物だった。その場にいる全員が"自分への愛"だときちんと認識出来るように ソレを強く抱きしめて生きられるように 大事に大事に私の心に届けてくれる愛情は青春であり宝物だった。

メンバーの挨拶を聞いて"わたしの青春は間違いなくBiSHに彩られていてわたしの人生BiSHに出逢えて本当に本当に良かった"と心の底から思ったしアユニの「8年間の日々をぎゅっと強く抱きしめて何一つ零さないように生きていく」という言葉に"わたしもこれからの日々をこれまでの想いと一緒に生きていく"と強く思えたお守りになる言葉だった。Twitterに聞き取れる限りの挨拶を載せていますので円盤まで待てない方 ぜひ読んでお守りにしてください)

 

あの日東京ドームに咲いた満開の桜 ちゃんと満開フィナーレを迎えられたかな 絆を解くステージでずっとこれだけって思って進んできたBiSHに これまで貰ってきた分以上の愛を伝えられたかな 貴方と育てた青春は胸の中にしまって生きていくよ あんなにも近くにいたはずが今では繋がりなんてこの空だけになっちゃったけど 私たちまた会えるよね 星が瞬く夜に いつでも。

 

世界で1番大好きでした どうかこれから始まる未来が幸せに溢れた素敵なものでありますように 愛してるよー!